ウエディングドレスの多様性

ウエディングドレスといえば、多くの女性が一生に一度は着たいものとして夢を描いているもので、それだけに、そのデザインは多種多様です。従来、ウエディングドレスの主流は、絞ったウエストからふんわりとしたシルエットを描いて裾に向かって大きく広がった、プリンセスラインが主流でした。バブル期には、長いトレーンを引いたものも、大きな式場での華やかな式において大変人気がありました。華やかさという点ではこれが一番かと思われますが、それだけに、近頃増えている小規模の式や披露宴においては、少々大げさすぎる場合もあります。また、女性の晩婚化の影響もあり、もう少しシンプルなもの、簡素なものの方が選ばれることも多くなってきました。同じように裾広がりのタイプでも、Aラインになると、お姫様を思わせる甘さが減った分、清潔感がプラスされ、どのような年代の花嫁にも抵抗感がなくなります。派手になりすぎない分、新郎の親族に与える印象も良いかもしれません。もっとも、大きな式場やガーデンパーティーでは少し地味に感じられる可能性もありますので、花などの飾り物で華やかさを足した方が良いでしょう。このデザインは、腰回りがすっきりとして誰にでも似合いやすいものでもあります。縦のラインを強調するスレンダーラインは、すっきりとした印象を与え、アダルトな花嫁にはぴったりです。現代の花嫁は長身でスタイルの良い方も増えているので、こうした思い切ったデザインも映えることでしょう。ただ、あまりに体のラインが出すぎると下品に傾いてしまいますので、品の良さは残したいものです。縦ラインにもう少し優しい印象をプラスするなら、いったん絞った裾をもう一度外に向けて広げたマーメイドラインも良いでしょう。絞ったウエストの下に腰の広がりがあり、もういちど絞って広げることで、より女性らしく、スタイルを良く見せます。が、セクシーさの出やすいデザインなので、これも下品にならないよう注意が必要です。ミニスカートのものもありますが、これを選択するのは、いろいろな意味で少々勇気が必要でしょう。どのデザインを選ぶのかは、花嫁の年齢、スタイル、イメージに新郎とのバランスを加味し、最終的には花嫁本人の好みによります。が、ウエディングドレスは夫婦が夫婦として初めて経験する公の場において着用するものであり、ある程度社会的なものでなくてはならないとの考え方もあります。よって、新郎の親族、仕事関係者に与える印象なども考慮しなければならないので、その選択は大変悩ましいものになるのです。